天空の城塞都市Cordes-sur-Ciel

フランスには「最も美しい村」（仏：Les plus beaux villages de France）と認定された村があります。以下のような厳しい選挙基準をクリアした村のみが登録されていて（現在約１５０カ所）、認定後もこの条件が満たされなくなった場合には、登録が抹消されるそうです。

・人口が2000人以下で、都市化されていない地域であること ・歴史的建造物、自然遺産を含む保護地区を最低2箇所以上保有していること ・協会が定める基準での歴史的遺産を有すること ・歴史的遺産の活用、開発、宣伝、イベント企画などを積極的に行う具体的事案があること

バスは１日1本、または車でないと辿り着けないアクセスの悪い場所がほとんどですが、ガイドブックで美しい村の写真を見て強く惹かれ、どうしても行きたくなってしまったのです。地元のフランス人にガイドしていただき、２日間で走行距離５７０キロという大自然と美しい村を駆け巡る旅をしてきました！

見所盛りだくさんのプランでしたが、山の道を知り尽くしているガイドさんのおかげで、とても効率的にまわれました。実際はカーナビもお手上げの場所ばかりでしたので、今度またゆっくり来たいなと思う場所がありましたが、果たして自力で辿りつけるのでしょうか。

一面のぶどう畑や渓谷を眺め、新鮮な空気と温かい人々に癒されました。パリの人は冷たい印象ですが、南西フランスの人はとっても優しいことに始終感動していました。なんとスマイル付きで対応してくれるのですから。​

朝早くトゥールーズを出発し、ガヤックのブドウ畑の中を通り抜けて、天空の城塞都市コルド･シュル･シエルへ向かいました。天空の城ラピュタのモデルになった村だそうです。少し離れた遠くの山から村全体の写真をぱちり。　村の中へ入り、パステル（藍染め）と呼ばれる伝統的な染め物のお店で淡いブルーのタオルをお土産に購入しました。渓谷の絶景が見渡せる素敵なレストランもありました。