Profiter de la vie 彼女から教わること

歴史の授業で親しくしているアメリカ人のクラスメートがいます。彼女はファイナンシャルコンサルタントとして働きながら学生もしています。家庭もあり双子の小さい男の子達を育てる多忙な中、頻繁に話題の展示会に足を運び、美術学校でデッサンも習っているというのタフな彼女。とてもフレンドリーで機転が利き、鋭いアドバイスをいつもくれます。

今日の授業に先生が１時間経っても現れませんでした。もう帰ろうとした頃に現れ、遅れた理由がなんとサマータイムに時計を切り替えていなかったからと。とても優しく良い先生なので、連絡なしの遅刻は先生らしくなく、何かあったのではないかと彼女と心配しました。思いがけない生徒の優しい言葉に感動したらしく、最後の授業でシャンパンをごちそうしてくれるそうです！

その後クラスで市街に出かけたのですが、次第に雨と風が強くなると、「今から家でお茶しない？抜け出すなら今しかないわ」と彼女の提案。何やら先生に説明し早退許可をとりました。私の許可もとったからと、無事脱出成功です。

どんな口実を使ったのか聞くと「貴方が恋愛に悩んでるからちょっと話すって言ったらすぐ納得してくれたわよ。女性なら誰でもあるでしょ。」と。え？？　そんな話はしてなかったのですが。。それにしてもそんな理由が通用してしまとはフランス人だからでしょうか。日本ならあり得ないと思いながら、帰り際の先生の神妙な面持ちを思い出してなんだか可笑しくなりました。

彼女のお家でお茶をいただきながら、ガールズトークをしました。１秒たりともじっとしていない子供達をしかりながら、豪快な手つきで夕食の準備をし、料理は彼のほうが得意だからと夫に電話しレシピを確認していました。お家でもテキパキ動く彼女からまたひとつ大事なことを学んだ気がします。